■ NL-S2B ■
数年来、ほしかったライトを手に入れました。サンヨーのNL-S2Bです。
航空ファンは大抵、知っているのですが自衛隊の航空機整備員さんが
使っている物です。(多くは NL-S2 かも?)パワーソースは乾電池ではなくニッカド電池の充電式で
カタログスペックによれば500回の充放電が可能。
通常の懐中電灯としては合格の明るさでは、ありますがLED信者にとっては
フィラメントのオレンジ光が、どうしてもガマンできません!(笑)
そこで、これもLEDしてしまう事にしました。
TEKTITEのMAG用LEDコンバージョンバルブを使ってLED化しようと画策していたのですが
調べてみれば電源の極性がセンター(-)、アウター(+)で正反対!
そのままではLEDバルブが使えません。そこで内部の回路を変更し、極性をひっくり返す事にします。
まずは分解です。可動ヘッドを外します。
ヘッドを外すと本体が止めてあるビスを全部、外す事ができ本体カバーがとれます。
スプリングや可動接点などが入っていますので慎重に外します。
これが問題の箇所です。ヘッドが可動するのでボール型の接点を採用しています。
独立した部品で左右対称。故にリード線を切断する事無く極性を反転させる事ができました。
左右の接点を入れ替えてやるだけでOKなんです。簡単、簡単。
後は、元通り組み立てるだけ。慣れた人なら10分で完了するでしょう。
これが交換したバルブで、右がノーマルのフィラメントバルブ、左がLEDバルブです。
このLEDバルブは、MAG 4CELL-Cに使った物と同じでTEKTITE製。高いです(T_T)
2個買うと、ライト本体より高くなってしまいます。ちなみに、このライト
レンズを外すと中に予備のバルブが入っていますので、もし何らかの故障でLEDが使えなくなっても
予備バルブ(フィラメント)で点灯させる事ができます。フィラメントに極性は関係ないですからね。
ご覧の様に白い光に変更できました。ラクシオン LEDなので光量も、まあまあ。
消費電力も格段に減ったのでランタイムもノーマルの130分から
大幅にのびると予想されます。時間のある時にでもテストしてみます。
書き忘れましたが充電時間は完全放電からMAXで16時間だそうです。
これまた書き忘れましたが、こいつをLED化したのは、ボクが日本初だと自負しています(笑)
■現場で使ってみた感想■
思った以上に遠方を照らすことができGOODです!
電池の容量も十分にあるので電池切れを気にすることなく連続点灯させる事が
できました。付属のストラップもいいポジションを確保するのに役立ちました。
最近では、明るさよりもランタイムを重視したライトをよく使っています。
長時間、点灯させる機会がありましたのでランタイムを計る事にしました。
連続点灯ではなく、点灯させている時間だけを計測しましたが7時間を過ぎても
まったく電池の切れる様子はありません。仕方なく、あきらめました。
10時間以上は点灯させる事ができるような気がします。
連休でもない限り計測は無理だなぁ〜・・・
買ってから4ヶ月が過ぎ、仕事でもガンガン使っていますが、電池切れません。
初回に1回だけフル充電したっきりです。どうなってるんでしょうか・・・
ボクは仕事で頻繁に使っていて、こうなので家庭で使った場合、1年は充電せずに
すむような気がします。500回充電できるので500年持ちます!(笑)
2006/02/06
数ヶ月、使い続けて、やっとバッテリーアウトの兆しが出ました!今日、使っていたら
だんだん暗くなってきたんです。これで、やっと充電できます!(笑)
いったいどれだけ点灯し続けたのか想像もつきません。