実は、ZOSPECさんのボルトユニットを買うつもりだった。
確かに精密な製品で、すばらしい。しかし、1点だけ気になる事があった。
それは、ガイドレールを撤去しないと取り付けできないと言う点だ。
それによる破損の注意書きもあるし、スチール製のガイドがなくなる事により
重量が軽くなる。ボルトの動きも不安定になるはずだ。
重量とボルトの動きからもガイドレールは、外せない。
何とか残したまま、ファイアリングピンの動きをライブに改造したい。
デフォルトでは、レシーバー先端部品と一体形成されている。頭の中で設計して行けると思った瞬間
穴を開けていた(笑)
ピン自体が原型をとどめていたので流用できないかと思ったが、長さが絶対的に足りない。
延長する方法もないでは、ないが、新造した方が早そうだ。
この改造で一番の問題は、ファイアリングピンを取り付ける断面がボルト側にない事。
これを解消するためには、断面積を増やすしかない。そこで目を付けたのがガイドレールだ。
足りない断面積をおぎなってくれるちょうどいい厚みがある。
取付の穴加工をした後、ぶった切る(笑)
継ぎ足し材の強度がほしいので取付穴を、M3からM4に変更し、切れっ端をビス止め。
このビスは、元々グリップフレームに付いていた物だ。リサイクル(笑)
ファイアリングピンは、直径5mmなので、6mmボルトから削りだそうと思っていたが
いい物を見つけた。デフォルトのハウジングボルトだ。これを使ってファイアリングピンを作る。リサイクル(笑)
継ぎ足し材とボルトの中間に穴を開けなければならない。慎重に作業し、M5のタップを切った。
ファイアリングピンは、そんなに複雑な形状をしていない。素人でも何とかなると思った。
材料のハウジングボルトをドリルに取り付けてロクロ風に削りだした。まあまあだと思う。
これによりレシーバーやボルトの組立手順が大幅に変更になったが、その手間をかける以上の成果がある。
ボルトに連動してファイアリングピンが動くようになった。満足。