MAG LITE ソリティア LED化作戦!?
お題目は、大げさですがが今回はあり合わせの部品で作ったので非常におそまつです。(^_^;)
なにせ思いついてすぐに、作ったんで・・しかも実質作製時間30分!
写真は、出来上がったLEDソリティアを分解した所です。
まず変更しなくてはならないのが電池で、普通は1.5Vの単四が1本ですが、これではLEDを点灯させるパワーがない。
単純に電圧を上げればいい訳ですが、それだけだと電流が流れすぎてLEDは溶けてしまうんです。
電流を制限する抵抗も必要です。工作を少なくするため、なるべく高い電圧を一つの電池で発生させたい。
そこでカメラ用の12V電池(LRV08)を使用しました。
あまり馴染みがない電池ですが、ホームセンターで売ってます。結構、高い。400円くらい。
この電池は単四電池と比べると太さは同じですが長さが短い。つまりそのまま本体に入るし
さらに短い分、抵抗などの装置を納めるスペースができて、まさにもってこいの電池って事なんですね〜!!
この部分が主な工作となる電流を調整する抵抗装置?です。プラモデルに使う8mmのプラパイプがあったので
これにプラペーパーを巻き付けソリティアの内径(10mm)に合わせました。
両側にある端子部分はアルミのリベットを切って成型したもので電極になります。抵抗自体は実測で 478Ω 。
今回、12Vの電源になるので回路に流せる定格電流(20mA)から逆算すると抵抗値は 500Ω 。
それ以下だとLEDが焼損する可能性がある。478Ωで限界を超えているが少しなので無視(笑)
アルミの端子電極の抵抗もあるので多分トータルは500Ωを超えているだろうと楽観的推測!
R = ( E - 2 ) / 0.02 これがLEDの抵抗を算出する計算式です。 Rは抵抗、Eは電源電圧です。
定格電流を超えて、どこまで流すと溶けてしまうのか、わかりませんがある程度は定格を
超えても大丈夫なようです。業界ではオーバードライブと言う?らしいです。決められたLEDで明るさを
求めるならば、溶ける寸前まで電流を流せばいいわけですから。
余談ですが、ボクは小学生の時、親父がストックしていたLED(無線の部品だったらしい)に電池をつないでは
点灯させて遊んでいました。そのうち電池をいくつも直列につないだところ、LEDが異常なほど明るく発光し、その後
ドロドロと溶けてしまった。これが面白くて、いくつもLEDを燃やしていた所を親父に見つかってど叱られたっけ。(T_T)
過電流でLEDは焼損するという事を小さい頃から体験していたわけだ!はっはっは!
ピンぼけで申し訳ない。白色LED3mm
このLEDは Model に掲載している X-Wing のコックピットライトに使った物で、もう1機作ろうと
ストックしてあったヤツです。端子の幅がソリティアには合わなかったけど、ひん曲げてむりやり装着!曲げる、たたくは工作の基本?(笑)
元の電球と同じ直径だったのでリフレクターも加工せずに済んだ。ラッキー♪
左がノーマルバルブで、右がLEDだ。白さは増したけども焦点調節ができなくなったので近くしか使えない。
はっきり言うと、ノーマルバルブのが使い勝手はいいかもしんない!(笑)
色んなところでLEDライトを見る機会が多くなったので、やってみたかっただけって事です!
最近はLEDライトの発達がめざましく、市場にもあふれています。ボクもいくつか持っていますが
つまる所、明るいけども遠くを照らす事ができない。(一部にできる物もあります)現場で使用するには万能とは言えません。
やはり状況に応じてマグライト(フィラメント)とLEDライトを使い分けるってのがベストだと言う結論に達しました。
明るさ、集光性、長時間点灯できる性能、これをすべて満足するライトは今のところ、ありませんね〜。
・・・と、以前は書いていましたが現在ではLED信者になってしまいました(笑)