Knife
ナイフが好きだ、などと人に言うと必ずアブナイやつだと思われる。
しかし、刃物は生活にかかせないツールであり、誰もが使った事があるだろう。
近年、珍しくもないナイフを使った凶悪事件にどうしても結びついてしまうのがその理由か。
ナイフ好きなのが=アブナイのだろうか?
残念ながら日本人の感覚はかなり偏っていると言わざるを得ない。自分もその一人かもしれないが・・・
例えば、剣道というスポーツがある。これは文字通り剣の道で、もとをただせば人を斬る武術である。
刀で人を斬る。戦国時代じゃあるまいし、そんな野蛮な行為が許される訳がない。
しかし、その人斬りの技を修練するのが剣道なのである。
「自分は剣道をやっています」
こう人に言ったら反応はどうだろうか?アブナイやつだと思うだろうか?弓道然りである。
ヘリクツになってきたので、この辺でやめておくがナイフの持つ道具としての機能美!
これに魅せられていると言っておきましょう。(笑)
無名ナイフ
1988年に岐阜で開催された未来博で購入した。実は初めて自分で買ったナイフである。
安かったのでたぶん無名のメーカーでごく普通のフォールディングナイフだ。
使うこともなく、ず〜っと引き出しで眠っていたが数年前に発掘された。
多分、GERBER社ブラスフォールディングのパクリだと思う。
このナイフで片手の操作(片手で開いてまた閉じる)を繰り返し練習した覚えがある。
懐かしくなって、やってみた。
連続写真で見るとこうなる(笑)
ナイフは実際に使ってみるとわかるが片手で何か切断しようとする物を持ち、もう片方の手でナイフを持つので
片手でブレードを開く事ができるのは非常に便利である。片手の操作は練習すれば誰にでもできるようになる。
逆に閉じる場合は、ブレードのロック方式によって異なるが、これもまた片手で操作が可能だ。
■片手操作解説
@閉じた状態のブレードを親指と中指でしっかりはさむ。残った指でハンドルを手のひらに向けて引き込む。
Aある程度ブレードが開いたら中指は離し、親指だけで開いていく。この時、親指はブレードを押すように圧力をかけながら回していく。
B最後にブレードのロックがかかる付近はロックスプリングがきいてくるのでブレードの開く速度を増してやらないと完全に開きません。
(注意)この操作はバックロック方式のナイフでは非常に危険ですのでマネをしない方が身のためです。