実用ナイフ
Spyderco (スパイダルコ)
実用性を追求するとナイフのブレードはこうなる。片手で簡単に操作する事ができる
画期的なサムホールが特徴だ。現場でナイフを使用する事が多いが一度、使ったら
手放せなくなる便利なナイフである。スパイダルコ社は米コロラド州の会社だがブレードは
岐阜県関市のG・サカイで製造されている。
【マイケルウォーカー】 普段、愛用しているナイフである。ブレードはライナーロック方式ですばやい操作が可能。
写真は新品を写したものだが使っている物は、もうボロボロ状態になっている。(2009年現在5本目を使用)
ブレード材は AUS8 ハンドル材はザイテルである。AUS8は愛知製鋼が開発した鋼材で硬度に優れ
切れ味が長くもつといった性能を持っている。HRc(ロックウェル硬度)58〜59。
ザイテルは米デュポン社が開発した高機能ナイロン樹脂で電気絶縁性に優れている。
【デリカ】 これもたまに使うナイフだがブレードのロック方式がバックロックなので持ち変えないと刃を閉じる事ができず
ライナーロックに比べ操作性は悪い。ブレード材は ATS-55 ハンドル材はザイテルである。ATS-55は日本金属工業が開発した鋼材で
ATS-34の改良品だ。最近出回っている新しい材質。HRc60〜61。(ちなみにこれも2本持っている)
【ハンターKエベレスト】 完全にコレクション用で使用するつもりはない!(笑)このナイフは1991年にスウェーデンとアメリカの
エベレスト登頂隊がスパイダルコナイフを正式採用した記念として発売されたモデルだ。各隊に採用されたモデルはハンターではなく
スウェーデン隊はデリカ、アメリカ隊はエンデューラだった。ブレード材は銀紙1号、ハンドル材はステンレスラバーインレイ。
銀紙1号は日立金属が開発した高級ステンレス鋼でモリブデンが添加されており耐食性に優れる。HRc57〜58。