マグライトのお手入れ


マグライトは非常に頑丈な作りになっていますが、お手入れせずに使い続けると

何らかの不具合が発生する可能性があります。まあ、道具なので

お手入れは定期的にやりたいものです。

マグライトは単なる懐中電灯ですが構成部品は意外と多い事に驚かされます。

多少の違いはありますが、ほとんどのモデルに共通でこれだけの部品があります。

お手入れ時に完全分解する必要はありませんがポイントだけは押さえておきたいですね。


まず、分解してみましょう。図の番号を参考に見て下さい。

1のテールキャップを外し電池を取り出して下さい。電源カットは分解の基本ですな!

9のヘッドを取り外しましょう。先に電池を抜いていますのでヘッドをゆるめてもランプは点灯しません。

●1のテールキャップの中に3、4、5の部品が収まっていますのでこれも取り出します。

●通常の分解はこれで十分ですが、今回はヘッドも分解してみましょう。ヘッドは分解する機会が少ないので

 長期間、開けた事がないマグでは分解が困難になる事もあります。手で回してとれない場合はプライヤーなど工具を

 使うことになりますがヘッドキャップにキズがついてしまいますので、ビンのふたが開かない時のように輪ゴムをかけて

 回してみるといいでしょう。

●上の写真に赤い矢印がつけてありますが、その位置に防水用「O-リング」が入っています。

 O-リング自体も取り外して手入れしたい所ですがミニマグの場合かなり細いO-リングが使われていて

 外す際に切ってしまう可能性もあります。今回は外さずにできるお手入れをします。

O-リングは防水のためについている部品でゴム製の丸いリングです。ゴムの弾力で各部をシールしていますが

 経年によりこの弾力性が失われていきますので、これを回復させるには煮沸(鍋で煮る)が有効です。今回はやりませんが・・・

●通常の手入れでは、よく清掃した後にワセリン(潤滑剤)を塗布しておきましょう。これでシール効果もアップしますし

 次回の分解が楽になるはずです。ボクは仕事で使う「シリコングリス」を使用しています。

  各ネジの部分にも塗っておくとさらにシール性能が上がりますが通電部でもありますので多く塗布しないようにね。


電気接点の手入れ

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